ダイエット達成に必要なことを並べていくとまず先に思いつくのは「食事制限」ではないでしょうか?
「食べなければ痩せる!」これは誰もが想像できます。
しかし、食事制限とともにダイエットには
筋トレを行うことが多くあります。
では、なぜダイエットで筋トレを行うのでしょうか?
また、ダイエットを筋トレで行うメリットやデメリットは何なのでしょうか?
今回、こちらの記事ではダイエットと筋トレの関係性について、詳しく解説していきます。
また、年齢別のダイエットで筋トレを行う際のポイントについてもご紹介します。
これからダイエットを考えている方や、現在ダイエット進行中の方もこちらの記事を参考にしてください。
筋トレでダイエットするメリットとは?
次に、なぜダイエットに筋トレをするのかについて解説していきます。
それには、筋トレで得られるメリットを知る必要があります。
筋トレでダイエットを行うメリットは、以下のようなことが挙げられます。
・基礎代謝が上がる
・美ボディラインの実現
・肩こりや冷え性など体の体調を整える
・肌や美容に良い
・有酸素運動の効果を上げる
それぞれの詳細について、説明していきます。
基礎代謝が上がる
筋トレ自体には、脂肪燃焼効果はありませんが、筋トレをすると筋肉量が増えるため、基礎代謝がアップします。
基礎代謝とは、人が生命維持するために最低限必要とするエネルギーのことを言います。
基礎代謝が上がると効率良くエネルギーを消費できるようになるため、1日の消費カロリー量を増やすことができます。
また、筋トレで筋肉量が増えることにより、体重に対する体脂肪の割合が低下します。
結果、ダイエットとともに太りにくい身体作りが目指せます。
美ボディラインの実現
筋トレの魅力は男性はたくましいボディへ、女性はしなやかな美しいボディラインへの実現を可能にしてくれます。
また、筋トレの箇所もスクワットやランジなど、下半身を中心に全体的に鍛えたり、二の腕やくびれなど個別に鍛えたりと、アレンジができます。
さらに、アウターマッスルとインナーマッスル両方を鍛えることで、魅せる身体と機能的な身体を手に入れることができます。
肩こりや冷え性など体の体調を整える
肩こりや冷え性の主な原因は血行不良です。
特に、肩こりは長時間のデスクワークやパソコン作業など、同じ姿勢で起こる筋肉の緊張状態が続くことが引き金になります。
筋トレで身体全体を鍛えていくと、血液循環が良くなり、筋肉のバランスも整うため、肩こりや冷え性などの改善が期待できます。
肌や美容に良い
筋トレで筋肉量が増えて血行が促進されるとターンオーバーが正常になり、肌や美容に良い影響が現れます。
ターンオーバーとは古くなった角質が剥がれ落ち、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みです。
筋トレ効果により肌のキメが整っていき、見た目も若々しい健康的な肌を手に入れることができます。
有酸素運動の効果を上げる
日常的に仕事や買い物、通学などでウォーキングや自転車で身体を動かしている方は多いことでしょう。
ウォーキングや自転車は、有酸素運動と言われるものになり、脂肪燃焼に役立ちます。
筋トレで基礎代謝を高めた後に脂肪燃焼効果のある有酸素運動を行い、ダイエット効果を高めていきましょう。
筋トレでダイエットするデメリットとは?
筋トレのメリットをいろいろ知ると、筋トレさえしておけば、美ボディや健康的な身体を手に入れられると思ってしまいます。
しかし、筋トレは注意して取り組まなければデメリットも出てきます。
次に、筋トレに関するデメリットをご紹介します。
・ケガをする恐れがある
・身体作りに過敏になり過ぎる
・筋トレをやり過ぎてしまう
上記のことに注意しながら、上手に筋トレに取り組みましょう。
ケガをする恐れがある
筋トレはダンベルやマシンなど負荷をかけて行うため、正しい姿勢や正しい方法で行う必要があります。
特に、我流で行う筋トレは、知らず知らずのうちに身体に負担が蓄積されていき、ケガにつながります。
運動初心者や運動苦手な方は、トレーナー指導のもと、筋トレを行うことをおすすめします。
身体作りに過敏になり過ぎる
身体を鍛えることは、自分の身体に興味を持つことになります。
自分の身体に興味を持つことは素敵なことです。
しかし、筋トレをしなければ元の自分に戻ってしまうと過敏になることがあるため、注意が必要です。
健康的なボディを維持するために、無理なく筋トレを続けていくことが大切です。
筋トレをやり過ぎてしまう
筋トレは毎日行っても効果がありません。
筋肉は、筋トレで破壊と再生を行うことで、強くなります。
以前より強い筋肉になるサイクルのことを「超回復」と呼び、およそ48時間〜72時間かけて筋肉が回復していきます。
新しい筋肉ができあがる超回復の期間は、同じ箇所の筋トレは控えて、バランスの良い食事と質の高い睡眠を心がけましょう。
世代別、筋トレのポイント
次に、各世代の身体の特徴と、筋トレを行う際のポイントについてご紹介します。
10代
10代の成長期の子供の骨は発達途中です。
そのため、無理な負荷で筋トレを行うと、骨格自体がゆがんでしまったり、ケガの原因にもなります。
そこで、10代におすすめの筋トレは「自重トレーニング」です。
自重トレーニングとは、ダンベルなどの器具を使わず自分の身体の力で行う筋トレです。
自分の身体以上の負荷がないため、ケガをしにくく、トレーニングが続けやすいという長所があります。
この年代は成長期に必要な筋肉をつける目的で、自重トレーニング中心に身体を鍛えていきましょう。
20代~30代
20代〜30代のこの時期に正しい骨格のポジションを意識することで、これから加齢に伴う疾患予防につながります。
20代〜30代の年代は、筋肉の柔軟性や弾力があります。
そのため、おすすめは筋トレとともに行う「ダイナミック(動的)ストレッチ」です。
ダイナミックストレッチとは身体全体を動かして、関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチです。
心拍数や体温を上げることができるため、筋トレ前にダイナミックストレッチを行うことで、ダイエット効果をさらに高めていきます。
40~50代
男性の場合、40代に基礎代謝が低下し、女性では50歳代に著しく基礎代謝が減少していきます。
さらに、男女ともに50代前後で筋肉量が大きく減少していき、血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすくなる危険があります。
そのため、この年代の筋トレは生活習慣病予防につながるように、継続的な無理のないダイエット方法を行いましょう。
そのため、下記のことを参考に40〜50代は「基礎代謝を上げる」ことをポイントに行いましょう。
・ジョギング程度から無理せず始める
・毎日同じ筋肉をトレーニングしないこと
・少しずつ回数や負荷をかけていくこと
・お尻や太ももなど大きな筋肉を鍛えること
60代以降
60代以降は、骨折などのケガが増える年代です。
血糖値のコントロールが困難になったり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなる年代でもあります。
また、60歳になると噛む力や飲み込む力が減り、栄養の吸収も悪くなりやすくなります。
この年代の筋トレ目的はダイエットよりも、健康的な身体とともに、認知機能を高めていくことを目指しましょう。
つまり、60代以降の筋トレに大切なことは「脳を活性化させる」ことです。
以下のようなことを参考にしてトレーニングを行いましょう。
・長時間する場合は座りながら行う
・「口腔体操」「目の体操」「手の運動」を取り入れる
・ゆっくり自分のペースで行う
・決して無理をしない
まとめ
今回は「筋トレでダイエットするメリットとデメリットとは!?世代別、筋トレのポイントもご紹介!」について解説しました。
まとめますと、
・筋トレはダイエット以外にもさまざまな効果がある
・筋トレのやり過ぎやケガに気をつける
・世代別に筋トレのやり方を変えていく必要がある
です。
筋トレは正しいやり方で行えば、理想の身体作りに向けて、大変効果的なダイエット方法になります。
ぜひ、今回ご紹介した世代別筋トレのポイントも参考にしながら、いつまでも健康的なボディを実現していきましょう!
コメント